飲食・排泄・入浴・洗面・洗浄等を行う際に必要な、給水・給湯・排水設備等のことです。
各設備が有機的に関連し合うことで、建物の生活環境を衛生的かつ安全に維持できるほか、省資源や省エネにもつながります。総合的な思考のもとでの設計が求められます。
★給水設備★給湯設備★排水通気設備★消火設備★衛生器具設備★ガス設備★給排水特殊
暑い季節には冷房、寒い季節には暖房を行う設備で、温度の調整ができる設備とも言えます。家庭用エアコンや一部の業務用エアコンのように、室内機と室外機を据え付け、配管配線工事を行います。
温度の調節に加え、湿度と気流をアレンジし、調和を図っていきます。室内機に加湿・除湿機能や、運転を制御する機能などを組み込んだり、ダクトをつないで必要な部分に冷暖気の流れをつくることで、幅広い用途に対応できる設備が完成します。
給気設備と排気設備から構成される、特定の空間の空気を入れ替えるための設備です。一般的に汚染空気は加熱されると比重が小さくなるため、排気設備を給気設備より上部に設置することで、効率の良い換気が可能となります。
なお換気設備は、建築基準法により原則としてすべての建築物に設置が義務付けられています。
★煙突★窓★送風機★換気扇★ベンチレーター★ダクト★欄間
一般的な消火栓は、すべて20分以上の放水ができるように設計されています。また消防法により、1度に使える消火栓は2個程度。簡単な操作での使用が求められており、個々の設備にも操作法を記した標識が添付されています。
上下水道に関する建設工事には3種類があります。
「水道施設工事」とは、上下水道などの取水、浄水、排水等の施設および下水処理場内の処理設備の築造・設置を指します。一方、家屋やその他の施設の敷地内における、配管および上下水道等の排水小管の設置工事を「管工事」と言います。
さらに公道の下などにある下水道の配管工事や、下水処理場自体の敷地造成工事など、敷地外の工事を「土木一式工事」と呼んでいます。
「上水道」とは飲用可能な水の公共的な供給設備一般のことで、単に「水道」と呼ぶこともあります。日本の法律では水道法による「水道」のことを指し、これによると“導管およびその他の工作物により、水を人の飲用に適する水として供給する施設の総体をいう”と定義付けられています。
「下水道」は、主に都市部の雨水や汚水を地下水路などで集め、公共用水域へ排出するための設備・施設の集合体。その多くでは浄化などの水処理を行っています。
浄水とは、原水に適切な処理操作を加える清浄化行為のことです。工業分野では用途に適した水質にすることを指し、必ずしも飲用可能な水質であるとは限りません。
浄化槽には「合併処理浄化槽」と「単独処理浄化槽」があります。
「合併処理浄化槽」では、家庭から出る生活排水(し尿と台所や浴室、洗濯機等から出る雑排水を合わせたもの)のすべてを浄化します。
一方、「単独処理浄化槽」ではし尿処理だけを行い、その他の排水は河川に流してしまいます。当然、自然に大きな負担をかけることになり、近年では「合併処理浄化槽」への転換が求められています。
★ユーテリティー配管工事★空調配管工事★生産設備配管工事★煙導配管工事★ポンプユニット★配管用架台工事 など